切手の種類にはどのようなものがあるかを知ってから買取をしてもらう。

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◎ 切手の種類

ひとくちに切手と言ってもそのなかにもいろいろな種類があることに気が付きます。
日本においては主に「通常」と「特殊」の2種類に大別されるようです。

通常切手とは、日常、郵便物に貼り付け郵便料金の前払いとしての目的をもったもののことで、発行枚数や発売期間に制限がなく、常に増刷されるものです。

日常触れる機会の多い普通切手のほか、航空便に使用される航空切手、日本では発行されていませんが速達、小包、書留などの種類があります。

それに対して特殊切手とは、大まかに言えば、通常切手以外のものを指し、ある特定の目的をもって発行され、発行枚数や発売期間に制限があります。

記念、宣伝・紹介のために発行されるもの、年賀、寄附金付などの種類があります。

カタログなどを見ていますと、この「特殊」と「記念」を同じカテゴリーとして分類しているケースがあるかと思えば、反対に別のカテゴリーとして分類しているケースも見受けられます。

しかし、一般的に記念切手と呼んでいるものは、この特殊切手の分類のなかに含まれるようです。

特殊と記念の見分け方は、初日カバーの初日印の消印の種類で見分ける方法もあるようですが、簡単な見分け方としては、一部例外もありますが、表面に「記念」という文字が入っていれば記念、それ以外を特殊とする方法もあるようです。

以下、ひとつひとつの種類についてみてみましょう。

下記の分類以外にも、海外のものも含めればいろいろな種類があるかと思いますが、主なものについて掲載します。

通常切手

普通切手

いわゆる郵便物に使われるもので、通常切手のうち1961年に廃止となった航空切手と、もともと日本では発行されていない速達、小包、書留切手を除いたもので、現行では通常切手をすべてこの普通切手と呼ぶ場合もあります。

現在の普通切手は、額面の金額(単位:円)が1、3、5、10、20、30、50、70、80、90、100、110、120、130、140、160、200、270、300、350、420、500、1000の種類のものが販売されています。

また、過去に発行され、コレクターの間で取引されている普通切手として、以下のようなものがあります。

竜、桜、鳥、小判、菊、田沢、富士鹿、風景、震災、第一次昭和、第二次、第三次昭和、台湾数字、新昭和、産業といった種類があります。

航空切手

航空郵便に使用することを目的としたもので、日本では1929年に芦ノ湖航空四種が初めて発行されました。

戦後もキジ航空、五重塔航空、立山航空、大仏航空などの種類が発行されましたが、日本では海外とは異なり、どんな切手でも航空郵便に使えることから、1961年に発行が廃止されました。

特殊切手

記念切手

国家的な行事、あるいは人などの業績を記念し、それを国内、国外へ宣伝することを目的として発行されます。

宣伝・紹介を目的としたもの

国の方針や考えを国民に周知させる目的のものと、その国の文化、芸術や代表的な風景などを国の内外に紹介する目的で発行されるものと2つの種類があります。

例としては、国土緑化運動、ガン征圧運動、国宝シリーズ、古典芸能シリーズ、国立公園シリーズ、日本三景、名園シリーズ、年中行事シリーズ、花シリーズなど多種類あります。

年賀

年賀郵便のために特別に発行されるものです。

よく収集されるお年玉切手シートは、これを2~4枚のシートにしたものです。

寄附金付

寄附金を集めるために、郵便料金以外にいくらかの金額を額面に加えて発行されるものです。

有名なものとしては、東京オリンピックや札幌オリンピック時に発行されたもので、札幌オリンピックの場合、額面には15円+5円と書かれ、20円として発売されましたが、郵便料金としては15円としてしか使えず、差額の5円はオリンピックの基金に使われたという経緯があります。

以上、見てきましたように、一般的に趣味の対象となっている記念切手という呼び方も、厳密には特殊切手の一種類であり、古い普通切手などもコレクションの対象になるということがわかります。

こうした種類を知っておけば、切手買取をしてもらう上で、買取業者との会話もスムースに進むのではないかと思います。