金券ショップで切手を買取してもらう場合の価格を調べてみました。

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◎ 金券ショップでの買取価格を調べてみました。

よく金券ショップなどの看板を見かけますが、商品券、旅行チケット、ビール券などのほかにも切手買取もしてくれるようです。

ということで、金券ショップでどのぐらいの金額で買取をしてくれるのかを調べてみようと思いました。

訪れたのは東京都中野の金券ショップ。

まず駅前の商店街にある金券ショップに入ってみました。

こちらが用意してきたストックブックを渡し、見てもらいましたが、パラパラッと数ページに目を通してパタンと閉じ、「額面の半値ですね」という返答でした。

シートも何点か持ってきていたので、「シートもですか?」と尋ね返すと、「シートも含め一律半値」ということでした。

それと、シートではなくバラを買取をしてもらう場合は、こちらであらかじめ額面ごとにまとめておく必要があるとのことでした。

10円なら10円、50円なら50円の額面のものをまとめて持って行き、その合計の半値で買取をしてくれるということです。

うわさでは、シートの場合はバラよりも若干高値ということを聞いていたので、1軒目ということもあり、もう少し他の金券ショップに期待し、そのお店を後にしました。

2軒目に入った金券ショップでは、同じくストックブックの中身を見るか見ないかのうちに、「額面の半値」という返答でした。

ただし、手紙などの郵送に使う普通切手のシートだと額面の70~80%で買取をしてくれるそうです。

また、同じく普通切手の200円、300円など額の大きいものについてはバラでも額面の70%~80%で買取してくれるようです。

こちらの手持ちは記念切手ばかりで昔のものが多く、額の大きなものも無いので、実質50%での買取ということになってしまいます。

1軒目の金券ショップでもそうでしたが、こちらが思うほど記念切手としての価値はなく、むしろ普通切手の方に価値があるということに対して、2軒目の金券ショップのご主人らしき人が話してくれたことによるとこういうことのようです。

つまり、金券ショップというのは、扱っているのが新幹線の旅券などを扱っていることからもわかるように、企業やビジネスマン向けに商売をすることが多く、企業が大量に買ってくれるのは、普通切手でなおかつ額面の大きなものだということで、いくら思い入れのある記念切手であろうが、郵送に使う実用としての切手としての価値しかないということのようです。

どういうことかと言いますと、例えば時刻表ぐらいの大きさの郵便物を郵送する場合、郵便だと300円~400円の切手を貼って出しますが、今は宅配業者などのメール便を使えば80円で送れるわけで、まず郵便で送るということ自体が減少してきており、切手全体の価値が下がってきているということ。

そして、その郵送に使う際には、貼る枚数が少なくて済む200円や300円などの額面の大きな切手に需要があるということです。

額面が10円、50円、高くても80円などがメインの記念切手を4枚貼って300円分とするよりも、300円の切手を1枚貼る方が効率が良いというわけです。

話を聞いていて、なるほどなと納得しました。

金券ショップに売る場合は、どこも同じような傾向にあるということでした。

記念切手としての価値はどうでもよく、早く換金したいという場合には、金券ショップを利用するのもいいのかなと思いましたが、私のようにブームの時代を経験し、額面よりも高い切手をありがたがって買った経験のあるものとしては、少しさびしい気持ちになり、その金券ショップ屋さんも後にしました。