切手シートを買取してもらう場合の価格の相場は?

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◎ 切手シートの買取価格

月に雁

1枚1枚のバラの切手のほかに、シートもあります。

昔の切手収集家の中には、純粋に趣味として集めていたという人も大勢いるかと思いますが、その多くは、やはり投機的な目的で集めていた人も多かったと聞きます。

投機目的で集めていた人は、20年、30年と持ち続けることにより、価値が上がり高値で売れると信じていたのでしょう。

実際に当時でも一部プレミアム切手などは、額面は数円単位でも数千円、数万円の値が付き取引されていましたから、そうしたプレミアム切手が牽引役となり、コレクターが爆発的に増加したのも事実です。

そのように、将来値が上がった時に、1枚1枚のバラよりも数枚がまとまった切手シートで売った方が儲けが大きいというわけです。

なので、当時のブームの時には、シートでまとまって買う人が多く、我が家もご多分に漏れずシートで買ったものが多かったと思います。

当時もそうだったようですが、現在でも金券ショップなどに売る場合にも、バラよりもシートの方が、高値がつきます。

査定をしてもらった金券ショップでは、

額面が50円以上のシートの場合、合計額面の70%~80%

額面が50円未満のシートの場合、合計額面の60%~70%

と提示されました。

やはり、バラは大事に扱っているつもりでもどうしても角が取れたり、ストックブックの台紙に貼りついてしまったりなどしますが、切手シートの場合ですと、ファイルに入れておくだけですので、比較的保存状態も良いですし、お店側としては、まとまって売れるので、商売として扱いやすいということもあるのではないかと思います。

シートは、普通切手の場合ですと、10×10の100面で販売されていますが、記念切手の場合は、その大きさや形状も一定していませんので、100面シートというわけにはいかず、大体10面もしくは20面シートで発行されています。

また、小型シートというのもあります。

普通の切手シートが郵便のために使用されることを前提に発行されるのに対し、小型シートは主に記念のために発行されるものです。

小型シートは、切手1枚ないし4枚ぐらいで構成され、その耳紙に記念の文字や絵などを入れたものです。

小型シートの買取価格は、前述の金券ショップでは、合計額面の50%~60%と提示されました。

このように、シートをたくさん持っているのであれば、切手を買取してもらう際にもバラで売るよりも全体に高値で買取してもらえることがわかります。