プレミア切手を買取してもらう場合の価格の相場は?

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◎ プレミア切手の買取価格

プレミア切手とは、額面以上の買い取り値がつくものを指し、以下のようなものがあるようです。

  • 「見返り美人」1948年
  • 「月に雁」1949年
  • 「ビードロを吹く娘」1955年
  • 「市川えび蔵」1956年

を筆頭に、

  • 「立太子礼」1952年
  • 「東京切手展」1947年
  • 「中宮寺菩薩像」1966年
  • 「切手趣味週間」1954年
  • 「昭和25年お年玉切手シート」1950年

等々、他にもいくつかあるようです。

これらをみてみますと、プレミア切手と呼ばれるほとんどが1950年代以前、つまり、ブームとなる以前のものが多いですね。

考えてみれば、それも当然のことです。

プレミアということは、希少性ということですから、ブームに乗り大量に発行されるようになってからは、その希少性も薄れ、買取価格にプレミアがつかないということもうなずけることです。

まだ、ブームの頃のようにコレクターの人口が多かったときには需要も多く、プレミアの付くものも多かったのかもしれませんが、現在のようにコレクターの人口が減少してしまっては、プレミアがつくどころか額面割れで買取られることになります。

月に雁

ところで、我が家のストックブックの中で、プレミアと呼べそうなものとして、「月に雁」と「中宮寺菩薩像」があります。

比較的大事に保管していた、「月に雁」を専門店で査定してもらいました。

そうしたところ、4,000円の買取価格がつきました。

査定してもらったお店の方は、「月に雁」の表面ももちろんですが、裏面をよく見ていました。

聞いてみると、裏面の糊の汚れ具合などで金額も変わってくるそうです。

私の持ち込んだ「月に雁」は、他のものよりも大切に扱っていたものの、やはり経年劣化で裏面もかなり汚れてしまっています。

もっと保存に気を使い、裏面が白い状態のものだともう少し高値になるそうです。

「さくら日本切手カタログ」によると、「月に雁」は未使用普通品で13,000円、未使用極美品で25,000円で販売されているようです。

記念切手自体の価値が下がってきている中、「月に雁」だけはそれでもまだまだ別格で、プレミアと呼ぶにふさわしいものだと思います。

切手の買取をしてもらう際には、こうしたプレミアと呼ばれるものがあれば、別途、価格交渉してみるのもいいかもしれません。