コレクターの中には、日本の切手だけにこだわらず、世界各国どこの国のものでもおかまいなしに集められるだけ集めるというスタイルのゼネラルコレクターも数多くいることと思います。
外国切手は世界各国で発行されていますので、その種類は膨大な数になり、現実的にはそのようにゼネラルコレクションは難しい面もあります。
なので、コレクターの多くは、世界各国で発行されているものすべてを集めるのではなく、テーマをもって収集する集め方が主流だったようです。
その中でも、イギリス、アメリカというように国別に収集していく集め方を国別コレクションといい、国にかかわらず、人物、動植物、スポーツ、乗り物などの特定のテーマに絞って収集していく集め方をトピカルコレクションというそうです。
外国切手の場合、一般的に日本国内で流通しておらず、外国に住んでいる場合や外国の友人から入手するという以外には、専門店などで、バラの状態で100種、1000種と入っているパケット買いで集めるケースが多いようです。
我が家では外国切手は収集していなかったのですが、外国に住んでいる親戚や外国に旅行に行った際に買ったりしたものがいくつかあります。
外国切手は、まずなによりもどこの国のものなのかわからなければはじまりません。
大体は、表面に国名が書かれていますが、中にはどの国なのか表記のないものやあっても略号だったりと見分けのつかないものもあります。
これはエジプトで発行されたものです。
これはアメリカで発行されたものです。
いずれも国名の表記があるのでわかりやすいですね。
しかしこれなどは、国名の表記がないのでどこの国のものなのかわかりません。
インターネットでいろいろ調べてみると、どうやらこれもアメリカらしいです。
さて、これらの外国切手も金券ショップに持っていた際に査定をしてもらったのですが、どの金券ショップでも買取を拒否されてしまいました。
専門店でも同様でした。
理由は、外国切手のコレクター自体少ないということと、額面がドル表示などの外国の通貨単位ですので、日本国内で流通され使用することを前提として売買される金券ショップにおいては、需要がないためということのようです。
もし外国切手を売りたい場合は、切手買取の専門業者などに頼む以外にないのではないかと思います。